『学校で教師ができるアセスメント』を出版されました。
髙橋先生はAISESでも講師を務めてくださっています。
著書のご紹介
個々の子どもの特性に目を向け、環境や関わりを変えることで、子どものより良い成長へと繋げる、
学校でできるアセスメント入門書。
子どもの輪郭がくっきり見えてくる「メガネ」としてのアセスメントを、実践に役立つよう具体的に解説。
理解に役立つよう図解も多く、すぐに使えるチェックリスト等も収録。
<株式会社 北樹出版 新刊紹介ページより>
著者のご紹介
早稲田大学大学院教授。
インクルーシブ教育や多文化共生を推進。
「学びのユニバーサルデザイン(UDL)」実践を牽引。
巡回相談や校内研修、私学の特別支援教育に貢献。
著書や論文で教育現場の課題解決を支援している。
学校教員経験、教育委員会指導主事経験をもつ。
先生よりメッセージ
特別支援教育の対象者というと、すぐに心理検査や診断を求める学校があります。
しかし、特別な教育的ニーズは、教師こそ、真っ先に気づき、実態把握する責任があります。
効果的な支援のために心理検査を依頼しても、保護者や本人が応じなかったり、
対応する専門機関が限られていて数ヶ月待たされたりすることもすくなくありません。
でも、学校現場には、アセスメントする材料はたくさん、あります。
教師がアセスメントするコツさえつかめば、数ヶ月後の心理検査より、早く効果的な支援を開始できます。
また、心理検査は、ある特定の領域のアセスメントのために開発されるもので、たとえばWISCをとっても、
読み書きの弱さはわかりませんし、対人関係の弱さもあわかりません。
この本は、心理検査を待つよりも、まず現場でできるアセスメント、その子の強みと弱みを把握するためのアセスメントについてまとめました。
特別支援教育コーディネーターや教育相談教諭の方にぜひ、読んでもらい、日頃のケース理解や支援に役立てて頂きたいです。