シンガポール視察ミニ報告①執筆 栗原慎二

今,シンガポールにAISESの講師陣やスタッフ7名で7月23日から1週間の予定で視察に来ています。シンガポールは二回目になりますが,直接みると,やはりいろいろ考えさせられますね。今回も,刺激がいっぱいです。みんなで手分け … “シンガポール視察ミニ報告①執筆 栗原慎二” の続きを読む

今,シンガポールにAISESの講師陣やスタッフ7名で7月23日から1週間の予定で視察に来ています。シンガポールは二回目になりますが,直接みると,やはりいろいろ考えさせられますね。今回も,刺激がいっぱいです。みんなで手分けして気づいたことを報告していきますので,お楽しみに。

今回は小ネタの感覚で,ちょっと気付いたことをミニコラム的にお伝えしようと思います。 今日は「無駄なスペース」について。

学校というのは機能的に作られていて,”無駄なスペース”がほとんどない学校が多いように思います。ただ,時々,校舎のつくりの変わった学校に行くと,遊びのある空間があったりして,それが,ちょっとしたゆとりを生んでいるような気がします。 徒然草の第55段には「造作は、用なき所を作りたる、見るも面白く、万の用にも立ちてよしとぞ、人の定め合ひ侍りし」とあって, ようするに「家の作りというのは,いらないようなスペースを作っておくと,見ていても面白いし,いろいろな使い方もできたりして結構いいもんだと,みんなで話したりした」ということだと思います。(誤訳ならすみません)。

話はシンガポールに戻りますが,シンガポールの学校には,いろいろなところにゆとりのスペースがあります。当日も,そのスペースに本当にたくさんの子供たちがゲームをしたり(ゲーム機を持って行っていた!OKだそうです),宿題をしたり,おしゃべりをしたりしていました。放課後に子供たちが集まることのできる部屋もあり,そこではユースワーカーと呼ばれる若いボランティアが宿題の面倒を見たり,子供たちの相談に乗ったりしていました。

写真はその一例です。学校が子供たちが来たくなるような場所なのか,環境の側面からも考えてみることも大事そうです。

ーつづくー